【インタビュー】2019年11月9日(土)島田実穂 ピアノ リサイタル~三つの画角による小劇場

【インタビュー】2019年11月9日(土)島田実穂 ピアノ リサイタル~三つの画角による小劇場

2019年11月9日(土)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで島田実穂 ピアノ リサイタル~三つの画角による小劇場を開催いたします。リサイタルに向けて出演者さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

東京でこのように大きな演奏の機会を与えて頂いたたことに、本当に感謝致します。また、私を支えてきて下さった全ての方々に心より感謝致します。
この演奏会に選んだ曲の作曲家たちは、私にとってとても大切な方達です。
私がこの曲達から頂いた世界観、また音楽を通じて得てきた喜びを聴いていただく皆様にお伝えできますように。

副題に、「三つの画角による小劇場」と付けました。

モーツァルトは、まるで彼の作ったオペラからの登場人物が飛び出してくるようなドラマ性があります。

ドビュッシーは、響きの中に生まれる陰影や色彩のコントラストが非常に面白い。

シューマンは、語り尽くせない程多くの登場人物が入れ替わり立ち代りする中に、彼自身の繊細な感性や激情が垣間見える傑作です。

どの曲も、写真として一つの画角を切り取り眺めていられるような、様々な情景を掻き立てられれ曲達です。

あなたにとって音楽とは何ですか。

音楽は気がついたら側にあったものでした。

母親がピアノの先生だったこともあり、自分からやりだした、というよりかは、いつの間にかやっていた、という感覚が強いように思います。

そんな音楽とずっと良い関係だったかといえば全くそうではありませんが、どれだけ音楽と向き合うことが嫌になったとしても音楽から救いを得ることは一度や二度ではありませんでした。

私は本当にちっぽけで未熟な存在ですが、そんな私でも音楽のない生活は考えられず、それを思うと頂いている大きなものに感謝せざるを得ません。それは私にとって、言うなれば「神様」から与えられたものであると思っています。

私を支え応援してくれた両親、家族に、私を育てて下さった先生方、共に歩んできた友人達、多くの方々に感謝し、これからも音楽を続けていきたいと思っています。 お読み下さり、本当にありがとうございました。

演奏会情報

2019年11月9日(土)島田実穂 ピアノ リサイタル~三つの画角による小劇場
会場: 日暮里サニーホール・コンサートサロン
時間:15:30開演(15:00開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

島田実穂
Miho Shimada, ピアノ

滋賀県立石山高等学校音楽科を経て、神戸女学院音楽学部器楽専攻を卒業。桐朋学園大学院大学音楽研究科演奏研究専攻 (修士課程)修了。これまでにピアノを山下啓子、種子尾由里、岡田将、岡田博美、田部京子、江澤聖子、長谷正一各氏に、室内楽を藤原浜雄、銅銀久弥、川久保賜紀各氏に師事。

曲目

モーツァルト:ピアノソナタ 第17番 K.570 変ロ長調

ドビュッシー:ベルガマスク組曲より
 3.月の光
 4.パスピエ

シューマン:謝肉祭「4つの音符による面白い情景」 Op.9