【インタビュー】2019年3月17日(日)第8回 神谷玲子 ピアノ リサイタル ~春の宵のノスタルジア~

【インタビュー】2019年3月17日(日)第8回 神谷玲子 ピアノ リサイタル ~春の宵のノスタルジア~

2019年3月17日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで第8回 神谷玲子 ピアノ リサイタル ~春の宵のノスタルジア~を開催いたします。リサイタルに向けて神谷玲子さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

2011年5月8日、第1回目として軽い気持ちで始めさせて頂いて以来、今回早いもので第8回目のピアノリサイタルとなりました。ここまで続けてこられたことを大変嬉しく想いますし、又今までお世話頂いた東京国際芸術協会の方々とお客様に対し、感謝の気持ちで一杯です。
今回のプログラムは、昨年の第7回リサイタルにご来場下さったお客様に対し当日お願いしたアンケートの結果をもとに、構成してみました。せっかく頂いたアンケート結果ですので、ご満足頂けるよう頑張りたいと思っています。

・演奏される曲の聴き所などを教えてください。

昨年の第7回リサイタル当日にお願いしたアンケートの質問は「今まで演奏した中でどの曲がお好きですか?」というものです。その結果、リストのラ・カンパネラが17票で1位でした。2位には15票でシューマンの「トロイメライ」とベートーヴェンの「悲愴ソナタ」が入り、3位は14票でベートーヴェン「ピアノソナタ月光」という結果が出ました。これをもとに知恵を絞って考えだしたのが今回のプログラムです。バッハも聴かせてほしい、との御要望もございましたので、最初にバッハの平均律第1巻プレリュード1番で始め、お子様も大好きなモーツァルトの「きらきら星変奏曲」へと続きます。
アンケート結果から分かったことは、有名なベートーヴェンのソナタは、やはり多くの皆様がお好きなのだということでした。そこでベートーヴェンの3大ソナタのうち、まだ演奏したことのない残り1曲である「熱情」を演奏させて頂くことに致しました。この曲は大変難しく、また、少し長いのですが今回是非弾かせて頂きたいと考えています。この作品はベートーヴェンの最高傑作の1つであることは間違いないと思います。
ベートーヴェンの激しいパッションが溢れるこの作品を、心を込めて演奏したいと思います。
後半はアンケート2位の安らぎ溢れる「トロイメライ」と1位の華やかな「ラ・カンパネッラ」という流れで演奏を進めていこうと考えています。

・あなたにとって音楽とは何ですか。

人は、何かを主張したい時、人それぞれの特性や持ち味で自己主張しています。例えば、言葉にたけている人は、演劇関係、司会者、アナウンサーetc.、活字にたけている人は、作家や、語学の学者など、又、体を使うことにたけている人は、バレリーナ、ダンサー、アスリートなど数えたらきりがありません。
そして、たまたま、音を使って何かを表現することに興味があり満足を得られる人は、音楽関係の分野に進んでいるのだと思います。心の中にあるものを言葉を使って表現することと同じように、或いはそれ以上に、音で表現できたら本望なのですが、それがなかなか難しいことなのです。
しかしその難しさがあるからこそ、「音楽」というものと、一生涯の友になれるのかもしれません。


演奏会詳細

2019年3月17日(日)第8回 神谷玲子 ピアノ リサイタル ~春の宵のノスタルジア~
時間: 17:30開演(17:00開場)
料金: 全席自由 2,000円
出演:

神谷玲子 Reiko Kamiya,  Piano

武蔵野音楽大学ピアノ科卒。エッセンフォルクヴァンク芸術大学卒。「エレーナリヒテル国際ピアノコンクール」第3位。「万里の長城杯」第2位。「長江杯」第3位。「アジア国際文化芸術フェスティバル」優秀賞。「全日本クラシック音楽コンサート」優秀賞。「東京ピアノコンクール」審査員賞。ピアノリサイタル、二台ピアノコンサート他、日本ニューフィルハーモニー管弦楽団、TIAA管弦楽団と共演。故デトレフ・クラウス、故小川冨美子、故梅谷明、各氏に師事。太田国際音楽セミナーにて、ウラディミールトロップ、リュドミラー・プルゥーシニク、故イーゴリニコノビッチ、イーゴリレベデフ各氏に師事。

プログラム:

バッハ:平均律 第1巻 第1番 ハ長調 プレリュード
モーツァルト:きらきら星変奏曲
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番「熱情」
シューマン:「子供の情景」作品15より トロイメライ
リスト:ラ・カンパネラ(鐘)

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