【インタビュー】2018年5月27日(日)井川華 ピアノ リサイタル

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2018年5月27日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで井川華 ピアノ リサイタル~小さな手が創み出すエモーション~を開催いたします。リサイタルに向けて井川華さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

今回、日暮里サニーホールさんでのソロリサイタルの機会を頂き、大変嬉しく思っています。
まず、リサイタル開催にあたって特に選曲に拘りました。
バロック・古典・ロマン・現代と4時代の有名な大作曲家の方々の曲をセレクトしていますが、ここには大きな意図があります。
第一に、より一層曲に親しみを持って楽しんで頂ける工夫としまして、異なる5名の有名な作曲家から雰囲気の違う曲を選んでいます。題名を見ると長調が多いですが、それぞれ別の表情をもつ曲ばかりで、全体を通して長調・短調のバランスがとれる様にも工夫しています。
また、時代別の作曲家から選曲することで幅広い音色や音楽性、そして音楽を通して各時代の背景を感じて頂けると言うのも大きな魅力です。
第二に、別の時代や作曲家を選曲するほど、演奏家の弾き分け力が問われます。リサイタルという場で曲を弾き分けてそれぞれの良さを出すためには、各曲が何を伝えるために作曲された曲かより深く解釈し、演奏で説得することが重要です。
それは演奏家として最も大切な事だと私は思っています。
お客様に楽しんで頂ける様に目指すのはもちろん、同時にリサイタルを通して演奏家としての自分の幅を広げると言うのも今回の大きな目標です。

・演奏される曲の聴き所などを教えてください。

1曲ずつ説明すると非常に長くなりそうなので(笑)
全体を通して言えることは、音からテンションを感じて頂くという事です。曲の聴き所というより、クラシック音楽を聴く上での話になりますが。。
日本ではどうしてもクラシック音楽は高尚で、悪く言えば長くて少し退屈するようなイメージがあるように思います。特にピアノでは歌詞もありませんし、音だけの表現になってしまいます。ですが、音は実際に私達が話す言葉以上の表情を持ち、語り、歌い、怒り、嘆き、悲しみ、そして意思をもって届いていきます。1音1音が何を言っているか、そして全体の曲を通してどんな盛り上がりやストーリーや、時に情緒を魅せるかを演奏会で楽しんで頂きたいと思います。

・あなたにとって音楽とは何ですか。

ただ一言、パートナーです。
1曲1曲が別の友達のようで、沢山の演奏家が同じ曲を弾きますが、私の元にいる時が1番輝ける様に人生を託して向き合っています。
恋愛感情の様な感覚で、曲が、ピアノが好きです!
ずっと離れたくないと思います。


演奏会詳細

2018年5月27日(日)井川華 ピアノ リサイタル ~小さな手が創み出すエモーション~
時間: 19:30開演(19:00開場)
料金: 全席自由 2,500円
出演:

井川 華  Hana Igawa ピアノ
第8回新響楽器ソナタコンサート優秀賞、YAMAHAヤングピアニストコンサート金賞、第23回ブルクハルト国際音楽
コンクール審査員賞、第34回愛知ピアノコンクール銀賞、第23回神戸国際音楽コンクール最優秀賞、神戸新聞社賞等。
virtuoso管弦楽団と共演。ウィーン国立音楽大学教授のS.Möller氏に師事。

プログラム:
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 19番 BWV888 イ長調
ショパン:バラード第2番 作品38 ヘ長調
ベートーヴェン:ハイベルのバレエ「妨げられた結婚」の「ヴィガノのメヌエット」の主題による12の変奏曲 Woo68 ハ長調
シューベルト:ピアノソナタ 第13番 作品120 D664 イ長調
ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲 作品2

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