【ギャラリー】2018年1月21日(日)藤田真有ソプラノリサイタルVol.2

【ギャラリー】2018年1月21日(日)藤田真有ソプラノリサイタルVol.2

2018年1月21日(日)に日暮里サニーホールコンサートサロンで
藤田真有ソプラノリサイタルVol.2 日本の歌 ~ 北から南へ が開催されました。


藤田 真有

Mayu Fujita, ソプラノ

沖縄県立芸術大学音楽学部を経て、鹿児島国際大学専攻科卒業。ドイツ・オーストリアで研鑽を積み、オーストリア国立グラーツ芸術大学大学院修士課程を優秀な成績で修了。在学中、グラーツ芸術大学及びグラーツ市より奨学金を受け表彰される。アメリカの代表的なマスタークラスであるAIMSに全額奨学金を得て参加し、オーケストラ公演に多数出演。その他にも、マスタークラスの枠組みで多くの著名な歌手、指揮者、演出家から指導を受け、大学のオペラ公演、大聖堂でのミサにも多数出演。グラーツ歌劇場にて合唱歌手として契約を結び、オペラやコンサートの舞台に出演。東京国際芸術協会第67回新人演奏会奨励賞受賞。第68回全日本クラシック音楽コンサート審査員賞受賞。コンサート歌手として活動の幅を広げている。愛知県出身、東京都在住。藤原歌劇団正団員、日本オペラ協会正会員。ウェブサイト


太田 翔子

Shoko Ota, ピアノ

都立芸術高等学校卒業。沖縄県立芸術大学卒業。江戸川区新人演奏会オーディション合格、同演奏会出演。第7回ルーマニア国際音楽コンクール最優秀賞伴奏者賞受賞。コンクール受賞者による演奏旅行でルーマニア渡航。各地での演奏会に多数出演。現在はフリーランスのピアニストとして、クラシック音楽だけでなく様々なジャンルで活動中。

 

早坂 文雄 作曲 / 佐藤 春夫 作詩
春夫の詩に據る四つの無伴奏の歌 より
うぐひす

伊福部 昭 作曲 / 作詩
ギリヤーク族の古き吟誦歌 より
彼方の河び

山田 耕筰 作曲 / 三木 露風 作詩
風に寄せてうたへる春のうた より
Ⅰ 青き臥床をわれ飾る
Ⅱ 君がため織る綾錦
Ⅲ 光に顫ひ 日に舞へる
Ⅳたたへよ、しらべよ、歌ひつれよ

中田 喜直 作曲 / 阪田 寛夫 作詩
はなやぐ朝

服部 正 作曲 / 大木 惇夫 作詩
野の羊

中田 喜直 作曲 / 鎌田 忠良 作詩
霧と話した

木下 牧子 作曲 / 谷川 俊太郎 作詩
いちばんすきなひとに より
しぬまえにおじいさんのいったこと

團 伊玖磨 作曲 / 佐藤 春夫 作詩
しぐれに寄する抒情

山田 耕筰 作曲 / 北原 白秋 作詩
AIYANの歌 より 曼珠沙華

大中 寅二 作曲 / 島崎 藤村 作詩
椰子の実

高田 三郎 作曲 / 高野 喜久雄 作詩
くちなし

小林 秀雄 作曲 / 野上 彰 作詩
落葉松

以下は当日配布しましたプログラムより、藤田真有さんからお客様に向けてのメッセージを以下抜粋

外国で過ごす年月が長くなったある時、留学先の歌曲科の教授になんらかのきっかけで別宮貞雄の「さくら横ちょう」を歌って聞かせたところ、熱狂的な賛辞を受けて演奏会でも歌うことになった。その時課題として痛感したのが、母国語である日本歌曲に対する自分の探究心の中途半端さであった。なんとなくふんわり歌っていた。自国の文化を外国で伝えるには、確固たる意思と理解が必要である。それからというもの私にとり、日本語で歌うことは新たな発見の連続であり、歌いながら涙腺が緩むことも経験し、探求の最重点対象であり続けてきた。日本歌曲のみを厳選した念願のプログラム。現代曲の領域でもあり、演奏解釈には責任が伴う。ただ今の時点での私が感じる、できるだけ多くのことを歌を通じて皆様にお届けしたい。ちなみに私は巳の生まれである。