2017年9月3日(日)池上和樹・加來竜太郎デュオコンサート【インタビュー】

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2017年9月3日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで
池上和樹・加來竜太郎デュオコンサート が開催されます。
 
リサイタルに向けての抱負をインタビューいたしましたので、
お二人の演奏を心待ちになさっているファンの方々のためにこのブログを書かせていただきました。
 

池上和樹:ヴァイオリン
3歳よりヴァイオリンを始める。アントワープ王立音楽院を経て、2016年夏にウィーン国立音楽大学に入学、エドワード・ツィエンコフスキー氏に師事。2016年にフランダースオペラの研究生としてニューイヤーコサートに出演。現在はウィーンを拠点に、ヨーロッパの各地で研鑽を積んでいる。
 
 

加來竜太郎:ピアノ
東京学芸大学芸術課程ピアノ科卒業。同大学院修了。フランクフルト国立音楽大学ソロピアノ科ディプロム取得。オペラ伴奏科修了。オペラ伴奏指導員として同音楽大学のオペラをはじめ、ヴァイカースハイム、バート・ヘルスフェルトなど、ドイツ各地のオペラ祭に参加。現在伴奏者、室内楽奏者として、国内外で演奏活動を行う。
 
 
 
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
 
高校卒業後すぐにヨーロッパに渡った自分にとって、日本でのソロコンサートは母国で演奏するとても貴重な機会です。今回は東京国際芸術協会様よりその貴重な機会をいただいて、現在の留学先であるウィーンを意識したプログラムを演奏いたします。私のヨーロッパでの留学生活も、この秋より6年目になります。作曲家たちの過ごした土地や言葉に触れながら様々な解釈や表現方法を学んで来ました。クラシック音楽を愛してやまないファンの皆様はもちろん、クラシック音楽に馴染みのない方にも純粋に音楽を楽しんでいただけるようなコンサートになることを目指して鋭意準備中です。会場にて皆様と素晴らしい時間を共有できることを心から楽しみにしております。
 
 
 
・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
 
今回のプログラムの聞きどころは何と言っても、耳馴染みの良いクライスラーでしょうか。サロンミュージックとしても人気の高い『愛の〇〇』シリーズの3曲も、演奏者によって解釈は様々です。今回は演奏会の1曲として演奏するのに恥じないような、ウィーンの雰囲気や伝統に沿った演奏ができればと思っています。また、最後に演奏するブラームスヴァイオリンソナタ第三番は、私が初めてウィーンに訪れた際に、現在の師匠の講習会で演奏した思い入れのある曲です。ブラームスの残した3つのヴァイオリンソナタの中で、音楽的にも技術的にも難易度は高いこの曲をどう弾きこなすか、これにもご期待頂ければと思います。
 
 
 
・あなたにとって音楽とは何ですか。
 
私にとって音楽とは、多くの意味で人生そのものだと思っています。物心ついた頃にはすでに音楽に毎日のように触れ、辛い時も嬉しい時も常に自然と寄り添ってくれていたのが音楽でした。完成された作品の中には必ず作曲家やその曲の主題となる人達の人生があります。そしてその素晴らしい芸術作品を『人』が演奏し、演奏家それぞれの人生が反映された結果、『生』きた音楽になる。今後も何が起きても音楽とは死ぬまで向き合っていくことになると思っていますし、そのような生きた音楽の素晴らしさを多くの人に伝えていくことが、私の使命だと思っています。
 
 
 

時間: 17:30開演(17:00開場)
 
料金: 全席自由 2,500円
 
出演: 池上和樹(ヴァイオリン)、加來竜太郎(ピアノ)
 
プログラム: バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
クライスラー:愛の喜び
クライスラー:愛の悲しみ
クライスラー:美しきロスマリン
レハール(編曲:クライスラー):フラスキータ、セレナーデ
ブラームス:ヴァイオリンソナタ 第3番
 
 
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