2017年5月20日(土)吉田さや佳クラリネットリサイタル【インタビュー】

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2017年5月20日(土)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで
「~クラリネットの世界への誘い~」と題して、吉田さや佳クラリネットリサイタル が開催されます。
 
リサイタルに向けての抱負をインタビューいたしましたので、
吉田さや佳さんの演奏を心待ちになさっているファンの方々のためにこのブログを書かせていただきました。
 
 

吉田さや佳:クラリネット
佐賀大学経済学部卒業。第58 回 西日本国際音楽コンクールNHK福岡放送局賞受賞。2014年ソロリサイタル開催。東京国際芸術協会より受講費全額免除を受け、ウィーン国立音楽大学にて夏期音楽セミナー受講。選出者コンサート出演、ディプロマ取得。クラリネットを原口晃二、タラス・デムチシン、藤井一男の各氏に師事。
 
 

寺嶋千紘:ピアノ
神戸大学卒業後、ドイツ・ハンブルクで研鑽を積む。テラモ国際音楽コンクール第1位(イタリア)、CD制作、またハンブルクと大阪にてソロリサイタルを開催。帰国後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。日本センチュリー交響楽団と共演。伴奏ピアニストとしてはNHK-FMに出演するほか、来日アーティストとの共演も多い。
 
 
 
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
 
今回は私にとりまして2度目のリサイタルで、1度目は2014年に、地元福岡・現在住んでいる大阪で行いました。その時は、まさか2017年に東京でリサイタルをする事になるとは夢にも思っていませんでしたので、今回のこの機会を頂き、本当に有り難く、そして同時に気が引き締まる思いでいます。選曲は、この3年間に出会った中から、特に印象的だった曲を取り上げました。貴重なこの演奏会を通して、3年間の私自身の軌跡を投影し、これから先も続くであろう演奏家としての人生の、良いターニングポイントにできたらいいなと思います。
 
 
・演奏される曲の聴きどころなどを教えてください。
 
プログラムにつきましては技術を要する選曲が多く、一見そのテクニックばかりに目がいきがちですが、実は魅力的なメロディや音楽がたくさん詰まっています。作曲家、国、時代など、その曲にまつわる色々な要素を、演奏を通して余すところなくお伝えしたく、ぜひその点をお楽しみ頂きたいです。
また、すべての曲を通して言える事ですが、クラリネットやピアノの《音色》、そして、クラリネットとピアノのアンサンブルをお楽しみ頂きたいです。
クラリネットは、温かく深い音色が特徴です。クラリネットの演奏をなかなか聴く機会がない、という方にも楽器の魅力が伝わるように演奏致しますので、ぜひご堪能ください。
またピアノは、一台でもオーケストラのような壮大な楽器で、私もいつもそのダイナミックと多彩な音色には驚くほど感動するのですが、今日はそのピアノと、クラリネットによるアンサンブルも、是非お楽しみ頂きたく思っております。
今回一緒に演奏させて頂くピアニストの寺嶋さんは、これまで幾度となく大事な局面でご一緒して頂き、今私が最も信頼しているピアニストのお一人です。彼女のピアノも、どうぞお楽しみ下さい。
 
 
・あなたにとって音楽とは何ですか。
 
私にとっての音楽は、パートナーであり、同時に自分自身です。
楽器を吹くということは、呼吸をするように自然なことであり、クラリネットとともに演奏をすることは、ただ楽器を吹く、という事ではなく、その曲や曲の要素を前提として《私》を開放する事だと感じています。
息をすることがごく自然である事のように、音楽とともに生きることも、私にとっては自然で、幼少の頃から生活の一部に根ざしていた音楽は今やなくてはならないですし、一生付き合っていく、大切な自分の一部です。
 
 
 

時間: 19:30開演(19:00開場)
 
料金: 全席自由 2,500円
 
出演: 吉田さや佳(クラリネット) 寺嶋千紘(ピアノ)
 
プログラム:
シャルル=マリー・ヴィドール:
  クラリネットとピアノのための《序奏とロンド》作品72
ダリウス・ミヨー:
  クラリネットとピアノのためのソナチネ 作品100
ヨハネス・ブラームス:
  クラリネットソナタ 第2番 変ホ長調 作品120-2
エルネスト・ショーソン:
  クラリネットとピアノのための《アンダンテとアレグロ》
ドナート・ロヴレーリョ:
  ヴェルディの歌劇「椿姫」の主題による協奏的幻想曲 作品45
 
 
チケットはまだお求めいただくことが可能です。コチラからご注文下さい。
 
 
 
なお、吉田さや佳さんには以前にTIAAブログにウィーンナームジークセミナー留学記を寄稿いただいておりました。お時間がございましたらコチラの記事も合わせてお読みください。