2016年9月22日(木)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで
遠藤詩子ピアノ・リサイタル が開催されます。
 
リサイタルに向けての抱負をインタビューいたしましたので、
遠藤詩子さんの演奏を心待ちになさっているファンの方々のために
このブログを書かせていただきました。

遠藤詩子
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、 東京藝術大学音楽学部入学。第35回PTNAピアノコンペティションF級全国大会銀賞。 仙川ピアノオーデイションにて高橋多佳子賞受賞。東京国際ピアノコンクール高校生部門第2位。東京ピアノコンクール高校生部門第1位。これまでに高木早苗、大嶺未来、渡邊健二各氏に師事。
 
 
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
私にとって初めてのリサイタルになります。
演奏する曲は、軽やかな曲、流れるように歌う曲、厳格で壮大な曲など、様々なキャラクターのものを演奏します。大好きな曲ですが、いずれも私にとって難曲ばかりです。
リサイタル後にある本番に向けて、このリサイタルで新たな発見を得られたらと思い、このようなプログラムで挑戦することにしました。
曲の難しさでなく、各曲の魅力を最大限引き出せるよう自分なりに表現したいです。少しでも多くの人に感動してもらえるよう、気持ちをこめて演奏したいです。
 
 
・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
1)ハイドンソナタ
多くのピアニストがとりあげる人気のあるソナタのひとつです。
リズミカルな主題、軽やかにうたう主題、流れるような主題など魅力的なテーマが次から次へと現れる1楽章、」シチリアーノ風でロマンチックな2楽章、華やか3楽章、それぞれの楽章のキャラクターの変化を楽しんでもらいたいです。

2)リスト 雪あらし
雪がしんしんと降り積もる様子や、風が吹き荒れるよ
うな嵐の様子を、トレモロや半音階など技巧的パッセージで表現されているのが特徴的。終盤に向けて激しさを増していく部分も感動的です。雪あらしを想像しながら聴いてもらいたいです。

3)ラフマニノフ スケルツォ
オペラをもとにピアノ独奏曲に編曲されていますが、ラフマニノフは、ピアノ小品ながら原曲のオーケストレーションを感じさせるように編曲しています。リズミカルな休みのない曲ですが、その中にもダイナミクスや装飾、和声感、技巧など工夫をこらされているので、曲の雰囲気を楽しんでもらえたらと思います。

4)シューマン 交響的練習曲
「交響的」という名前のとおり、ピアノは一楽器であるにとどまらず、オーケストラのような豊かな響きを出すというシューマンのピアノに対する思いが表れています。
12の変奏の中で、単一の奥深いテーマからはじまり、それが次第に層を重ね重厚感を増していき、長調に転調する力強フィナーレがとても印象的です。
 
 
・あなたにとって音楽とは何ですか。
音楽とは、自分の気持ちを伝える言葉のようなものだと思います。そして、心に響く演奏は、たくさんの人の感動を呼び、共有することができるものだと思います。
私は言葉で表現することが苦手で、普段から口数が少ないほうですが、音楽は言葉なしに伝えることができます。常に作曲家が言いたかったことを楽譜から読み取り、それを自分なりの表現で聴いてくださる方々に伝えられるよう、意識したいです。練習では、なかなか自分の思った通りに表現できず、試行錯誤することも多々ありますが、本番で自分の想いを演奏で伝えられたとき、言葉の通じない外国の方々にも想いを伝えられたとき、言葉によらず伝えられる音楽のすばらしさを改めて感じます。そして、何より音楽をやっていてよかったと思える最高の瞬間です。
感動を与える演奏をすることは、簡単なことではありませんが、作曲家が残した楽譜と自分とじっくり向き合い、深みのある演奏ができるよう、日々努力していきたいです。
 
 
160922
時間: 19:30開演(19:00開場)
 
料金: 全席自由 2,500円
 
プログラム:
ハイドン:ソナタ第38番 ヘ長調 Hob.XVl:23 Op.13-3
リスト:超絶技巧練習曲より 第12番 「雪あらし」
ラフマニノフ:スケルツォ(メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」より)
シューマン:交響的練習曲
 
 
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