2016年 7月 の記事

2016年9月22日(木)遠藤詩子ピアノ・リサイタル【インタビュー】


2016年9月22日(木)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで
遠藤詩子ピアノ・リサイタル が開催されます。
 
リサイタルに向けての抱負をインタビューいたしましたので、
遠藤詩子さんの演奏を心待ちになさっているファンの方々のために
このブログを書かせていただきました。

遠藤詩子
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、 東京藝術大学音楽学部入学。第35回PTNAピアノコンペティションF級全国大会銀賞。 仙川ピアノオーデイションにて高橋多佳子賞受賞。東京国際ピアノコンクール高校生部門第2位。東京ピアノコンクール高校生部門第1位。これまでに高木早苗、大嶺未来、渡邊健二各氏に師事。
 
 
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
私にとって初めてのリサイタルになります。
演奏する曲は、軽やかな曲、流れるように歌う曲、厳格で壮大な曲など、様々なキャラクターのものを演奏します。大好きな曲ですが、いずれも私にとって難曲ばかりです。
リサイタル後にある本番に向けて、このリサイタルで新たな発見を得られたらと思い、このようなプログラムで挑戦することにしました。
曲の難しさでなく、各曲の魅力を最大限引き出せるよう自分なりに表現したいです。少しでも多くの人に感動してもらえるよう、気持ちをこめて演奏したいです。
 
 
・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
1)ハイドンソナタ
多くのピアニストがとりあげる人気のあるソナタのひとつです。
リズミカルな主題、軽やかにうたう主題、流れるような主題など魅力的なテーマが次から次へと現れる1楽章、」シチリアーノ風でロマンチックな2楽章、華やか3楽章、それぞれの楽章のキャラクターの変化を楽しんでもらいたいです。

2)リスト 雪あらし
雪がしんしんと降り積もる様子や、風が吹き荒れるよ
うな嵐の様子を、トレモロや半音階など技巧的パッセージで表現されているのが特徴的。終盤に向けて激しさを増していく部分も感動的です。雪あらしを想像しながら聴いてもらいたいです。

3)ラフマニノフ スケルツォ
オペラをもとにピアノ独奏曲に編曲されていますが、ラフマニノフは、ピアノ小品ながら原曲のオーケストレーションを感じさせるように編曲しています。リズミカルな休みのない曲ですが、その中にもダイナミクスや装飾、和声感、技巧など工夫をこらされているので、曲の雰囲気を楽しんでもらえたらと思います。

4)シューマン 交響的練習曲
「交響的」という名前のとおり、ピアノは一楽器であるにとどまらず、オーケストラのような豊かな響きを出すというシューマンのピアノに対する思いが表れています。
12の変奏の中で、単一の奥深いテーマからはじまり、それが次第に層を重ね重厚感を増していき、長調に転調する力強フィナーレがとても印象的です。
 
 
・あなたにとって音楽とは何ですか。
音楽とは、自分の気持ちを伝える言葉のようなものだと思います。そして、心に響く演奏は、たくさんの人の感動を呼び、共有することができるものだと思います。
私は言葉で表現することが苦手で、普段から口数が少ないほうですが、音楽は言葉なしに伝えることができます。常に作曲家が言いたかったことを楽譜から読み取り、それを自分なりの表現で聴いてくださる方々に伝えられるよう、意識したいです。練習では、なかなか自分の思った通りに表現できず、試行錯誤することも多々ありますが、本番で自分の想いを演奏で伝えられたとき、言葉の通じない外国の方々にも想いを伝えられたとき、言葉によらず伝えられる音楽のすばらしさを改めて感じます。そして、何より音楽をやっていてよかったと思える最高の瞬間です。
感動を与える演奏をすることは、簡単なことではありませんが、作曲家が残した楽譜と自分とじっくり向き合い、深みのある演奏ができるよう、日々努力していきたいです。
 
 
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時間: 19:30開演(19:00開場)
 
料金: 全席自由 2,500円
 
プログラム:
ハイドン:ソナタ第38番 ヘ長調 Hob.XVl:23 Op.13-3
リスト:超絶技巧練習曲より 第12番 「雪あらし」
ラフマニノフ:スケルツォ(メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」より)
シューマン:交響的練習曲
 
 
チケットはまだお求めいただくことが可能です。コチラからご注文下さい。

2016年7月24日(日)トリオ・コンサート~フルート、オーボエ、ピアノの響き【ギャラリー】


2016年7月24日(日)に日暮里サニーホール コンサートサロンで
トリオ・コンサート~フルート、オーボエ、ピアノの響き~ が開催されました。
 
森山豊
森山 豊:フルート
東京都出身。12歳よりフルートを始める。第30回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール大学の部最高位、第20回ブルクハルト国際音楽コンクール入選、東京国際芸術協会オーディションにて審査員特別賞を受賞し、新人演奏会に出演。第65回TIAA全日本クラシック音楽コンサート(サントリーホール・ブルーローズ)にオーディション合格の後出演。第26回京都フランス音楽アカデミーに参加し、ジャン・フェランディスのマスタークラスを受講。これまでにフルートを菅井春恵、立川和男、榎本あいの各氏に師事。現在国立音楽大学管弦楽コースに在籍。
 
 
梅枝理恵
梅枝 理恵:オーボエ
島根県出身。13歳よりオーボエを始める。第35回草津国際音楽アカデミー&フェスティバルに参加し、トーマス・インデアミューレのマスタークラスを受講、同受講生選抜コンサートに出演。これまでにオーボエを小林裕、荒絵理子、板谷由起子の各氏に、室内楽を井上昌彦、坪井隆明、板倉康明の各氏に師事。また、クリスチャン・シュミット、ラヨス・レンチェシュ、ドメニコ・オルランド、スザンネ・レーゲル各氏のマスタークラスを受講。現在国立音楽大学弦管打楽器ソリスト・コースに在籍。
 
 
有岡奈保
有岡 奈保:ピアノ
福岡県出身。幼少よりヤマハ音楽教室で学ぶ。福岡県立筑紫丘高等学校を経て、現在国立音楽大学演奏学科鍵盤楽器専修、アンサンブル・ピアノコースに在籍。これまでに橋本久仁子、手塚真人、山田剛史の各氏に師事。第23回すみれ会音楽コンクールピアノ高等学校部門にて最優秀賞、第25回九州・山口ジュニアピアノコンクール高等学校部門本選にて優秀賞を受賞。大学主催の第97回ソロ・室内楽定期演奏会にピアノ連弾で出演。9月にはDuo Couleur(デュオ・クルール)として、橋本久仁子氏とピアノ連弾、管楽器とのアンサンブルのコンサートを行うなど、積極的に活動している。
 
 
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M.ドゥリング:三重奏曲
G.Ph.テレマン:無伴奏フルートのための6つのソナタより
F.プーランク:三つの常動曲より1番
F.プーランク:15の即興曲より15番「エディット・ピアフを讃えて」
A.サリエリ:フルートとオーボエのための協奏曲
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以下は当日配布しましたプログラムより、三人からお客様に向けてのメッセージを以下抜粋
 
本日は「トリオ・コンサート 〜フルート、オーボエ、ピアノの響き〜」にお越し頂き、誠にありがとうございます。
同じ国立音楽大学という学び舎でそれぞれ音楽を学び、四年目にしてこのようにアンサンブルコンサートを開催させて頂けることに、大きな喜びの気持ちを感じております。
フルート、オーボエ、ピアノという楽器は、バロックから現代を生きる歴史ある楽器ですが、今回はこの三つの楽器だからこそ表現できる幅広い時代、国々の曲を集めました。
終演後には当演奏会で演奏された楽曲のワンフレーズを思わず口ずさんでしまうような、思い出の残るコンサートになれば幸いです。
最後になりましたが、開催にあたりご支援ご協力をいただきました関係者のみなさまに心より感謝申し上げますとともに、今後も変わらぬご指導ご鞭撻をお願い致しましてあいさつとさせていただきます。
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2016年7月23日(土)日野萌華ピアノ・リサイタル【ギャラリー】


2016年7月23日(土)に日暮里サニーホール コンサートサロンで
日野萌華ピアノ・リサイタル が開催されました。
 
日野萌華
日野 萌華:ピアノ
桐朋学園大学音楽学部卒業。第4回ヨーロッパ国際ピアノコンクールinJAPAN全国大会ディプロマ賞、第5回同コンクール全国大会銀色受賞並びに入賞者記念ガラコンサート出演。2012,2014年愛媛県音楽支援会主催定期演奏会出演、2015年同主催による室内楽コンサートにて、NHK交響楽団ヴァイオリン奏者三又治彦氏とデュオ出演。また「TIAAコンチェルトヌーベルバーグ2016」にてモーツァルトピアノ協奏曲を東京国際芸術協会管弦楽団と共演。
ドイツOberstdorferMusiksommer2013、またウィーン、ロンドン英国王立音楽大学にてマスタークラス受講。カジミエシュ・ギェルジョット氏マスタークラス2015、2016年2月カール・バート氏特別レッスン受講。山田富士子、杉谷昭子、下山静香の各氏に師事。
 
 
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J.S.バッハ:パルティータ第3番 BWV827
F.ショパン:バラード第2番 Op.38 ヘ長調
F.ショパン:バラード第4番 Op.52 ヘ短調
J.ブラームス:8つの小品 Op.76より1.2.5.7.8
C.ドビュッシー:喜びの島
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以下は当日配布しましたプログラムより、日野萌華さんからお客様に向けてのメッセージを以下抜粋
 
本日はお忙しい中お越しいただきまして、誠にありがとうございます。今日のソロリサイタルの機会をいただけましたこと、そして開催にあたりご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
ピアノ音楽の世界を通し、皆様にとって有意義な時間を提供することができればと思っております。
どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。

モーツァルテウム大学留学記(宮崎若菜さんより)


 昨年5月9日に私どもでリサイタルを開催してくださった宮崎若菜様は、その後すぐにモーツァルテウム大学修士課程に留学されたのですが、その後もお手紙やメールを重ねておりますと大変素晴らしい体験をされていらっしゃるようです。
 これから留学を考えていらっしゃる若い方々のためにブログ記事の執筆をお願いしたところ快諾いただき、留学をしてからこの1年間を振り返って文章をお寄せいただきました。今後が楽しみな優秀なピアニストの視点から書かれた、写真を交えての貴重な手記となります。
 
 
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 はじめまして。宮崎若菜と申します。1年前、東京国際芸術協会主催にてリサイタルをさせていただき、協会の方々には大変お世話になりました。そのリサイタルの一ヶ月後、オーストリア・ザルツブルグにありますモーツァルテウム大学のピアノ演奏家修士課程に合格でき、昨年秋からこの学校で学んでおります。今こうして学ぶことができるのも、昨年のリサイタルの経験があったからこそです。東京国際芸術協会の皆さま、ありがとうございました。
 さて、今回は私の留学生活について書かせていただけるとのことで、こちらに来てからの10カ月、私が経験した、間近で見たたくさんの事をお伝えしたいと思います。
 昨年10月から私の学生生活がスタートしました。大学での一週間のスケジュールは、
   月曜日・・・ピアノレッスン、ドイツ語
   火曜日・・・教育法の授業
   水曜日・・・録音技術の授業、クラス弾き合い会
   木曜日・・・ピアノレッスン、ドイツ語、音楽史
でした。また、月に1度はクラスコンサートがあったり、そのほか室内楽のレッスンやコンサートがあります。
 とにかくレッスンや弾き合い会、コンサート等、人前で弾く頻度が多く、毎週毎週がピアノづけの濃い生活です。留学前の2015年春まで仕事をしていた私にとって、この生活はとても刺激的でした。はじめは、「やっていけるのか・・・」という不安でいっぱいでしたが、私の先生は、レッスン内でストレスやネガティブな緊張感を与える雰囲気を全く出さない方で、そのおかげでこんな私でもやっていけているのだと思います。
 
 私が今師事しているゲレオン・クライナー先生はとても楽しい方で、生徒一人一人に合った「挑戦」をそれぞれに与えてくれる先生です。決して高望みをさせるのではなくて、その生徒の力量や伸びしろを見据えた上で、その新たなステップにチャレンジさせます。先生の音楽の作り方は自然体で、今後自分一人で音楽を作っていくためのたくさんのヒントを与えてくれます。
 

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(室内楽コンサート。Mozarteum Wiener Saal にて。)

 

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(学内の学生コンサート。solitär にて。)

 
 モーツァルテウム大学での授業で、ピアノ実技以外にとても魅力的な授業があります。教育法の授業です。私の在籍しているピアノ修士課程には、必修項目として教育法の授業があります。「教授法」「初級・中級者向け教材研究」「レッスン実践」「グループレッスン研究」などです。これらの授業は内容がとても充実していて、ピアノの教え方についてじっくりと学びます。
 ヨーロッパのピアノ導入教材研究やレッスンの仕方なども実践や発表をし、生徒みんなで意見を交わしながら学んでいきます。「レッスン実践」は、その名の通り、各生徒一人ずつ、自ら生徒を連れてきて20分間レッスンをし、先生や聴講の生徒からアドバイスをいただきディスカッションをする、というものです。我々はこのレッスン実践を2年間で8回行います。私の1回目のレッスン実践は昨年11月はじめでした。(こちらに来て約1ヶ月後。) とにかくものすごく緊張したのを覚えています。ピアノを教える経験はしていたものの、人前で、しかもドイツ語でやらなければならないなんて・・・「私は本当にできるのか?!」という不安な気持ちでいっぱいでした。レッスンの1週間前は胃痛を、前日は発熱(おそらく知恵熱)したりと単純な症状がたくさん出ましたが(わりとわかりやすい体質なんだなと思いました(笑))、あの時のあの緊張感は私にとってはものすごく貴重な刺激・経験でした。
 そんな初回の経験を経て、これまでにすでに4回行いました。各実践後の先生のアドバイスは本当に的確で、自分の苦手な部分などをピンポイントで付いてくるので、ものすごくためになり、やりがいがあります。
 

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(1回目のレッスン実践。)

 
 この写真の生徒は、私が留学当初(10月)から教えている生徒です。様々なご縁に恵まれて、私は現在数人のザルツブルクの子供達とピアノを学んでいます。日本の子供達との違いや、逆に共通点など、たくさんの面白い発見があります。
これは7月8日に発表会を行った写真です。
 

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(7月8日 発表会。)

 
 さて、続いて学校外でのザルツブルクでの生活などをお話ししたいと思います。
 私は今大家さんと一緒に生活をしています。おしゃべり好きな大家さんは、いつも明るく楽しく大らかな方です。何かトラブルや上手くいかないことがあっても、「しょうがないさ!それが人生!」「今日のことは寝ておしまい。明日は新しい日がくるのよ!」など、ポジティブに考えます。私はしょっちゅう小さいことでくよくよ悩みますが、そんな時も同じような言葉で励ましてくれます。何か解決するわけではないのですが、なんだかスッキリするのです。(というより、おそらく「ま、いっか。」という気持ちにさせられているのだと思います。(笑))
 
 大家さんはお料理がとても上手で、これまでに私はオーストリアの料理をたくさん知りました。
 オーストリアといえば、「ウィーン風シュニッツェル」「ターフェルシュピッツ」、甘いものだと「ザッハトルテ」「アプフェルストゥルーデル」などが代表的な食べ物かと思います。
 こちらに来て私が新たに知った料理は、「グリースノッケアルズッペ(粗挽き小麦粉(粟のようなものでした)のダンゴ入りコンソメスープ)」「セロリシュニッツェル」「カイザーシュマーレン(パンケーキを細かく切ったようなもの)」「モーンクーヘン(ケシの実ケーキ)」「パラチンケン(ウィーン風クレープ)」などです。どれも優しい味で私は大好きです。共通して思ったことは、材料がシンプルで素朴であることです。
 

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(大家さんのグリースノッケアルズッペ)

 

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(大家さんの旦那さんが作ったモーンクーヘン)

 

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(大家さん宅でのアプフェルストゥルーデルパーティ。(特徴的な緑の柄の食器は、オーストリアの代表的なグムンデン食器です。))

 
 また、ザルツブルクで四季を味わい、クリスマスやジルベスター、イースター、プフィングステン(聖霊降臨祭)など、たくさんの素敵な光景を見てきました。
 日本でのクリスマスもきらびやかで私は大好きですが、ヨーロッパでのクリスマスは格別でした。クリスマスマーケットでの華やかなたくさんの屋台、ジルベスターでのたくさんの花火、クリスマス当日の静かな夜(まさに聖なる夜)は今でも忘れられません。
 

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(クリスマス仕様の家の中。)

 

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(クリスマスシーズンのリンツァーガッセ)

 

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(イースターの日の朝、起きたら机に素敵なプレゼントが置いてありました。)

 
 私は今学校とは別に、教会の合唱団に入っています。もともと歌うことが大好きだった私にとって、毎週金曜日夜の合唱の練習はとても気持ちの良い時間です。そこで、ザルツブルクの市民の方々とたくさんお話ができたり、たくさんの聖歌を知り、歌うことができます。宗教行事の際は必ず教会にてその行事のためのミサ曲を歌うので、クリスマスやイースター、プフィングステンなどは特に間近で本物の行事を体感することができました。
 

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(クリスマスに向けての合唱の練習。 )

 
 さて、これから暑い夏が始まります。ヨーロッパの多くの人々はこの暑い夏に、海や湖に泳ぎに行くそうです。今年の夏は、私にとってこちらで過ごす初めての夏となります。ザルツカンマーグート(湖水地方)には、たくさんの大きな湖や、有名なハルシュタット、たくさんの貴族や芸術家たち(エリザベス・シシやブラームス、クリムトなど)に愛されたバードイシュル、モーツァルトの母や姉のゆかりの地であるサンクト・ギルゲンなど美しい街がたくさんあります。
 私もこれまでに一度行ったことがありますが、この夏再び行き、美しい景色を見て、その地の空気や水、雰囲気を体感してきたいと思います。
 

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(サンクトギルゲンにて。)

 

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(サンクトギルゲンにて。)

 

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(ハルシュタット。(3月の初めに行って、その日に限って雪でした・・。))

 
 新しい発見がたくさんあって毎日が刺激的な留学生活。日本の家族、恩師、お世話になっている方々、ザルツブルクの温かい人々の支えがあり、落ち着いて集中して学ぶことができています。今こうしてこの地で学ぶことができるこの環境に感謝をし、次の1年も多くの事を体験・チャレンジし、学んでまいりたいと思います。
 
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
 
 

2016年7月11日
宮崎若菜

 
 
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3歳よりピアノを始める。2012年、桐朋学園大学音楽学部を卒業し、2014年同大学研究科を修了。第10回彩の国埼玉ピアノコンクール銀賞。第3回東京ピアノコンクール大学生の部第3位。第7回エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクール一般の部第5位。第39回長崎県新人演奏会優秀賞。ラ・フォル・ジュルネ新潟2011、2012に出演。第39回長崎県新人演奏会優秀賞。ニース夏期国際音楽アカデミー、Academie Festival des Arcs 、モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミーに参加し、ディプロマを取得。
これまでに三村則子、多美智子、多紗於里、山本光世、吉村真代、鶴園紫磯子の各氏に師事。
現在、モーツァルテウム大学修士課程に在籍中。
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2016年7月9日(土)Mont Parnasse【ギャラリー】


2016年7月9日(土)に日暮里サニーホール コンサートサロンで
『Mont Parnasse』 TIAAフランス音楽シリーズ vol.9 ~高踏派の詩人たち~ が開催されました。
 
佐伯葉子S
佐伯葉子:ソプラノ
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修士課程修了。同大学卒業演奏会、神奈川県立音楽堂新人演奏会及び推薦音楽会に出演。フランス音楽コンクール第1位、日仏声楽コンクール第1位(日本歌曲賞、竹村賞受賞)、日本声楽コンクール第2位入賞。フランス、イタリア、日本の声楽作品を主に、コンサート活動を行っている。オペラでは、ジャブリエ作曲「エトワール」(コンセール・C主催、本邦初演)にラズリ役で出演の他、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」にケルビーノ役、「コシ ファン トゥッテ」にデスピーナ役で出演等。中村浩子、アルダ・ノニの各氏に師事。コンセール・C、日本フォーレ協会会員。
 
 
林  志乃S
林志乃:ソプラノ
東京ミュージック&メディアアーツ尚美音楽芸術表現コース・ディプロマコース卒業。二期会オペラ研修所修了。第11回クラシック音楽コンクール合格。第42回フランス音楽コンクール入選、フランス総領事賞受賞。中村浩子、野口浩志、竹村靖子、藤井あや の各氏に師事。日本ピアノギャラリー講師。Fontana di Musica メンバー。コンセール・C、二期会会員。
 
 
福田 美樹子S
福田美樹子:ソプラノ
国立音楽大学声楽科及び、バルセロナのリセオ高等音楽院卒業。ボルドー音楽院、パリ音楽院に留学。バルセロナやボルドーの音楽堂などでコンサート等に出演。これまでに「フォンテンヌブローのディアンヌ」ナンフ、「ラクメ(抜粋)」ラクメ、フランス音楽シリーズ(TIAA)、近江楽堂ランチタイムコンサート、ドビュッシーの夕べ(コンセール・C)フランスオペラコンサート(AHP)等に出演する他ソロリサイタルを開催。フランス声楽曲の指導にも力をいれ,後進の指導にあたっている。東京音楽学院講師。川口絹代、中村浩子、C・ブスタマンテ、M・メスプレ、JC・ブノワ、I・ジャルスキーの各氏に師事。コンセール・C、日本ヘンデル協会、日本フォーレ協会、大和市音楽家協会各会員。
 
 
田中正子
田中正子:メゾ・ソプラノ
福岡女子短期大学声楽科、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。東京の夏音楽祭、郷土音楽家の夕べ(久留米市)に出演。ジョイントリサイタル、フランス音楽の夕べ、エテルナコンサート、等に出演。コンサート活動の他、モーツアルトの戴冠ミサ、ミサブレヴィス、ベートーヴェンの第九のアルトソロを務める。Fontana di Musicaのメンバーとして、バッハのカンタータなど歌う。メサジェのオペラコミック「ヴェロニク」のエルムランス役で出演。中村浩子、桐山愛海、川口雪子の各氏に師事。アルファ医療福祉専門学校 こども保育学科教員。東京音楽学院講師。スタジオMINE発声講座講師。コンセール・C会員。
 
 
西村晶子S
西村晶子:ピアノ
東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。同声会主催卒業演奏会出演。その後渡仏し、ブーローニュ音楽院ソルフェージュ科を審査員全員一致の首席で卒業。マルセイユ音楽院のマスタークラス(国際コンクール準備科)修了。コンクール“Les Clés d’Or du Piano”ピアノ4手部門で一等賞受賞。パリにてリサイタルを開催。帰国後、現在に至るまで、ソロ及び器楽・声楽・合唱の伴奏などで幅広く活躍している。これまでにピアノを伊達純、植田克己、ジャック・ルヴィエの各氏に、ソルフェージュをアンヌ・ルフォレスティエ女史に師事。
 
 
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『フランス高踏派の詩人による歌曲』

ルコント・ド・リール 詩
リディア(フォーレ作曲) 佐伯葉子
イスパアンの薔薇(フォーレ作曲) 佐伯葉子
ネル(フォーレ作曲) 林志乃
フィディレ(デュパルク作曲) 林志乃
 
 
テオフィル・ゴーティエ 詩
哀歌(デュパルク作曲) 田中正子
漁夫の唄(フォーレ作曲) 田中正子
死後の艷姿(ドビュッシー作曲) 福田美樹子
 
 
ポール・ヴェルレーヌ 詩
パントマイム(ドビュッシー作曲) 福田美樹子
あやつり人形(ドビュッシー作曲)福田美樹子
月の光(フォーレ作曲)田中正子
 
 
シャルル・ボードレール 詩
旅への誘い(デュパルク作曲) 林志乃
 
 
ステファヌ・マラルメ 詩
ステファヌ・マラルメの三つの詩(ラヴェル作曲) 佐伯葉子
  溜息
  むなしい願い
  もろいガラスの壷の
マリア 恵み深き聖母(フォーレ作曲) 二重唱 (佐伯葉子 田中正子)
 
 
 
『珠玉のフランスオペラアリア』
 
 
オペラ「ホフマン物語」より“クマシデの茂みにいる小鳥たち(オランピアの歌)”(オッフェンバック作曲) 福田美樹子
 
オペラ「カルメン」より“私は恐れたりしない”(ビゼー作曲) 林志乃
 
オペラ「サムソンとデリラ」より“あなたの声に心は開く”(サン=サーンス作曲) 田中正子
 
オペラ「サンドリヨン」より“やっと着いた”(マスネ作曲) 佐伯葉子
 
オペラ「ラクメ」より“鐘の歌”(ドリーブ作曲) 福田美樹子
 
 
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以下は当日配布しましたプログラムより、田中正子さんからお客様に向けてのメッセージを以下抜粋
 
 フランス音楽シリーズの9回目となる今回は、フランス高踏派の詩人の詩による歌曲を中心にお送りします。
 高踏派(Le Parnasse)とは、19世紀後半フランスにおいて、ルコント・ド・リール、テオフィル・ゴーティエを中心として興った詩の流派のことを言います。Parnasse (パルナス)の名前の由来は、芸術の神(ミューズ)が集う山のパルナッソス山の仏語名から来ています。
 高踏派の詩は、ロマン派の過度の情熱と感情的な詩風に対し、実証主義の影響下に客観的、絵画的な詩風を重んじました。日本では、上田敏の訳詩集「海潮音」によって紹介されました。
 1866年メール書店から「現代高踏詩集」第一集が刊行され、その後ヴェルレーヌ、ボードレール、マラルメらが名を連ねるこの詩集により、詩派としてのまとまりを示すに至りました。
 本日は、高踏派の中心となり活躍した、ルコント・ド・リール、テオフィル・ゴーティエと、後に象徴主義の詩人として進んだ、ポール・ヴェルレーヌ、シャルル・ボードレール、ステファヌ・マラルメの詩による歌曲を演奏します。
 心象風景ともとられる絵画的な詩を、フォーレ、デュパルク、ドビュッシー、ラヴェルがフランス歌曲の名曲とした、秀逸な歌の数々をどうぞお楽しみ下さい。
 また、後半のプログラムでは、フランスオペラアリアの名曲をどうぞお楽しみ下さい。
 
 
 
田中正子さんらによるTIAAフランス音楽シリーズ vol.10は、次回、2017年7月12日(水)に
かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホールにて開催いたします。
お楽しみにお待ちください。

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