第24回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 長野予選

第24回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 長野予選

2013年2月24日(日)は長野県松本市のまつもと市民芸術館・小ホールにて
第24回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 長野予選が開催されました。

コンクールは午後からだったため、午前中に開知学校(旧制小学校)にて
教育が盛んな長野県の明治期の教育の姿を見てきました。

小学校4年生に出産の知らせを聞いたときの対応が試験問題に出るなど、生活の中での知的な振る舞いが身に付くような実践的な教育だったことが伺えます。教育を受けた者とそうでない者の差が出ますし、そうした振る舞いから「大人」としてのアイデンティティに結びつき、自立した社会の一員としての自覚を促すことになるのだなと思いました。
知識の詰め込みになりがちな現代教育へのアンチテーゼとなるでしょう。
小学唱歌では、付点の音符について考えさせられました。
日本人作曲家の目賀田万世吉さんの曲では四分音符に付点がついていますが
外国人作曲家のモリスさんの曲では目賀田さんよりも音価の短い八分音符の付点で
しかも連続して出てきます。当時の小学生が三連符にならず、ちゃんと付点の音価で
歌うことができたのか、どのように教育したか、について興味が湧きました。

さて、コンクール会場ですが、サイトウキネンフェスティバルでも使用される綺麗なところで
アーティスティックな椅子の下の絨毯には、あらかじめ椅子を置くべき場所の色が
グラデーションに処理されており、先の旧開知学校同様、長野の方々の
物づくりの姿勢を顕しているように思います。

北原よし子(長野県伊那文化会館附属ジュニアオーケストラ 団長、NPO法人クラシックワールド 理事長)
小池由美(声楽家、演奏家、YUMI MUSIC STUDIO 主宰、ピティナ蓼科サラダステーション 代表)
服部希和(きわピアノスクール 主宰)
以上の3名の審査員の先生方により予選通過者が決定いたしました。

コンクールも終わりますと、外気がマイナス2度から3度まで下がっております。
そうなるとアレが恋しくなるわけで、、、
お気に入りの、松本パルコの目の前にある「佐倉」の焦がし黒味噌らぅめんを食してきました。

いやいや、おいしや、おいしや(*^з^)ノ